透析生活を上手に過ごすには家族の協力も大切
透析は腎機能が回復しない限り一生続く治療です。
現在の医学では透析をしないといけないくらい悪くなった腎臓は元に戻ることは不可能です。
唯一人工透析を止める手段は腎移植しかありません。
腎臓移植というのはドナーも必要で誰でも受けれる治療ではありません。
殆どの透析患者というのは透析と一生付き合わなればなりません。
透析治療を受けている限り食事制限や水分制限を続けなれば合併症の悪化が起こります。
ある一定期間食事制限や飲水制限なら続けることがあまり苦にしなくても可能かもしれません。
しかし食事制限、飲水制限が一生続くと節制を守れない患者が出てきます。
そのときに家族の協力ってすごく大事だと思います。
飲水制限しているのにこのジュース美味しいよと家族が言ったとしたら・・
我慢しているについ飲んじゃうことも考えられます。
看護師さんが話していましたが、水分コントロールが全く出来なくて5キロも6キロにも体重増やす患者さんが入院。
入院中には差し入れは止めてもらって病院食と一日に決められた水分量で生活してもらってドライウエイトに戻したいと家族に協力を求めたそうです。
何日経っても体重が増えてくるので本人にジュースをのんでませんかと聞いても飲んでないと・・
病室に見舞いに来た旦那さんに丁度会ったので、差し入れにジュースや飲料水を盛って来てませんかと聞くと、「持って来てません」というポケットには飲み物の缶がバンバン入れていてコントのような状況だったそうで(笑)
透析患者って精神的に弱い分部が少なからず出てくると思います。
透析生活を健康的に過ごすには周りの配慮も必要なんじゃないかと思うことがあります。